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ツーバイフォー工法

優れた基本性能住宅のグローバルスタンダード

ツーバイフォー住宅は、六面体構造による耐震性、断熱性、気密性などの性能の高さに加え、設計・生産の品質が確保し易く、環境にやさしい木の住まいです。
ツーバイフォー住宅は、安全で快適な住まいとして多くの皆様に愛され、年間10万戸を超える住宅がツーバイフォー工法で建設されています。

耐震性(耐震等級3)

一体構造だから地震に強い。

耐震等級3(最高等級)を標準とする。

世界有数の地震国である日本において、住宅の「耐震性」はもっとも重要な基本性能です。日本でツーバイフォー住宅が着実に増えている大きな理由はここにあります。
床・壁・屋根が一体(モノコック構造)となったツーバイフォー住宅は、地震の揺れを六面体の建物全体で受け止めて力を分散し、荷重が一部分に集中しないため、地震に対して抜群の強さを発揮します。
各部に使用するパネル自体も優れた耐震性の源に。
外力を分散させ、建物のネジレを防止し、建物の変型や崩壊を防ぐ機能を持っています。

耐震等級3標準
耐震等級とは

地震に対する建物の強さは「耐震等級」で表されます。
「耐震等級1」とは、建築基準法で決められた最低限の強さであり、「耐震等級2」は「1」の1.25倍、「耐震等級3」は「1」の1.5倍の強さを示します。
ツーバイフォー工法は、この中で最高等級である「耐震等級3」を標準としております。

モノコック構造
モノコック構造

スペースシャトルや新幹線、F1レーシングカーに採用される極めて強固な構造です。荷重を一点に集中させず、全体に分散します。

揺れを面全体で受け止める
揺れを面全体で受け止める

異なる工法の住宅に建物の重さを比例した力を加え、その伝わり方を比較します。右は加えた力が柱や接合部に集中し、左は構造用合板を「面」となり、揺れの力が分散・吸収されています。

耐火性(火災保険:一般木造の約45%)

木はに強い。

木は火に弱い、とお考えではありませんか? 実は、ある程度の太さや厚さがある木材は、燃えても表面部が炭化するだけで内部に火を通さず、強度低下の食い止めます。また、ファイヤーストップ構造で、万一の火災の延焼拡大を防止。一定の要件を満たしたツーバイフォー住宅は「省令準耐火構造」と認定され、鉄筋コンクリート住宅と同様の優遇が受けられます。
ツーバイフォーの枠組材2枚重ねと同等の外形で、常温では強度が勝る鉄骨材に200kgの荷重をかけ、約1,000℃まで加熱しています。
加熱5分後に鉄骨は湾曲したのに対し、枠組材は表面が焦げるのみで強度を保持しています。

耐火性
ファイヤーストップ構造。

ファイヤーストップ構造。

ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。
また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。

断熱・気密性

省エネルギーで快適な住まいを。

火は気密施工に向いたツーバイフォー工法。

ツーバイフォー工法の特徴である床版・壁を組み立てる方式のため、気密性を確保しやすい工法となっています。
また、外壁室内側のせっこうボードの下側に全面に住宅用プラスチック系防湿フィルムなどを貼ることで、相当隙間面積(C値)を少なくでき、漏気による壁内結露などを防ぐことが出来ます。

高断熱・高気密に向いたツーバイフォー工法

環境性

ツーバイフォーは木の住まい。

火はCO2削減に寄与する木造住宅。

ツーバイフォー工法で使われる木材は、再生産できる環境にやさしい資源です。
木材はリサイクルも可能で、使用後に廃材をエネルギーとして活用すれば、化石燃料消費の抑制にもつながります。
また、森の木はCO2を吸収して酸素を排出し、炭素を貯蔵します。
製材後も炭素をストックし続けるので、ツーバイフォーの家を建てることは、CO2削減に寄与することになり、地球環境保全に貢献できます。

木材は自然が作った究極のリサイクル資源